
唐突ですが、今日は夫の話をしようと思います。
ライターを始めたときはまだ先行き不透明すぎたこともあって、夫に言わずにこそこそと早朝作業をする日々だったのですが、
昨日は夫に「ねえ、yokoは毎朝官能小説でも書いてるの?」と訊かれてしまった。妻が毎朝コソコソとパソコンで何か作業してるなーとは思っているらしい。とりあえず「そうだよ」と答えておいた。
— 鞠 ようこ(ライター) (@mar_cat14) September 23, 2016
色々あってやっと夫に「実は副業でライター的なことをしている、長女が小学校に入るまでに専業になりたい」と伝えた。「君の書く文章はすごくいいと前から思っていた。どんどんやるべき」と背中を押してもらった。わーい!
— 鞠 ようこ(ライター) (@mar_cat14) October 3, 2016
こんな流れを経て、今は応援してくれています(たぶん)。
で、先日
先日夫にブログ(&リンクでたどれるこのtwitterアカウント)を教え、「方向性についていろいろ考えている」みたいなことを相談したところ、「ようこがいかに俺を好きかということを語るブログにしたらいいんじゃない?」と言われました。いやです。
— 鞠 ようこ(ライター) (@mar_cat14) February 7, 2017
こんなことをつぶやいたところ、数名から「読みたい」と言われてしまったので、張り切って書いてみようと思った次第です。
夫のどこが好きか考えてみた
頭がいいところ
身も蓋もない言い方ですが、わたし、頭がいい人好きなんです。
話を聞いてると「わあ、そういう風に考えるんだ」ってびっくりするし、「なるほど、こういうのはそうやって分析するのか」みたいにすごく勉強になるんですよね。
会話のテンポがわたしに合っていて(16年も一緒にいるんだから当たり前ですが)、すごく聞きやすいし。
なので、わたしは毎日夫の仕事の話などを聞くのが好きです。最近はお互い仕事と子育てに追われてその時間が全然取れないので、ストレスたまり気味です。
イケハヤさんがnoteか何かで「長時間ドライブは妻との会話時間になるからとてもいい」みたいなこと言ってましたけど、超わかる…!
うちは長時間ドライブをしないとどこにも行けないのでわりと頻繁にドライブしますが、その時の夫とのしょうもない会話が本当に癒やしです。
努力を惜しまないところ
夫はその地頭のよさに加えて、努力を惜しみません。ここは本当に尊敬すべきところです。
受験生時代は2時3時まで勉強するのが当たり前。今もすごい量の仕事を持ち帰ってきては、わたしや子どもが寝たあとに夜中まで仕事をしています。
その社畜ぶりは改善して欲しいところですが、でも勉強や仕事に対する努力の姿勢は尊敬に値するところです。
でもそろそろいい年なんだから、「俺じゃないとこの仕事はできない(キリッ)」みたいな概念をそろそろ手放して欲しい、と妻としては思っています。
あと、夜中に仕事しながら甘いもんばっかり飲んだり食べたりしてるらしいので、いろいろ心配です。
情報感度が高いところ
夫は自分の仕事関連はもちろん、なぜかわたしの仕事に関係するような本の情報などを集めるのがすごく上手です。夫の「こんな本あったよ」という情報にはすごく助けられています。一体何でリサーチしてるんだろ。本屋とかあんまり行けないのに。
ちなみにわたしはテレビがそんなに好きではないので見たい番組がないときは基本的にテレビを消しますが、夫は何をするときでも常にテレビをつけています。それも情報収集の一環だそうです。聖徳太子かな?
そのおかげなのかなんなのか、各局の女子アナについてやたらと詳しいです。やや気持ち悪いです。
ちなみに夫が一番好きなアナウンサーはテレ朝の小川彩佳アナだそうです。
自信家なところ
夫は地頭がよく、それに加えて努力も惜しまないので、当然さまざまな結果を残します。そして、それに裏付けられた根拠のある自信にいつも満ちあふれています。
わたしは自己肯定感が低い方なので(最近は結構高く、というか図太くなってきましたが)いつもまぶしく思っています。
ただ、自信満々すぎてたまに鬱陶しいです。
まあとにかく、こういう人なので、昔は職場でもバレンタインのチョコを山ほどもらってきて自慢げにテーブルに広げていました。しかし最近では数個です。「友チョコの時代になったからだよね」と言っていますが、普通に加齢のせいだと思います。
一方、わたしは
夫に「ねえねえ、『夫の好きなとこ』の話、どんなこと書くの?何書くの?俺のファンが増えちゃったらどうしよう!」みたいなことを言われるのでやや鬱陶しいんですが、
「まあざっとこういう感じかな」と概要を説明したところ、
「俺は能力が足りなくても努力と根性でカバーして結果を残すけど、ようこは努力もしないし根性もないのに結局どうにかしてしまう。だからようこの方がすごいんだよ」
と言われました。
一瞬「わーい!褒められた!」と思ったんだけど、冷静に考えるとものすごくけなされてますね。腹立つな。
あなたの妻は、ライターになろうと決めてからここ数ヶ月、自分史上最高にがんばってます。褒められて伸びるタイプなので、もうちょっと褒めてください。洗濯物畳むのさぼりがちでごめんね!
下克上を狙う妻
夫は自分の地元で昔からなりたかった仕事に就いて、毎日バリバリ仕事をして、それなりの評価も得て、日々楽しそうです。社畜だけど。
一方わたしは11年ほど前、結婚を機に田舎に引越して来ました。たまたま今の会社に就職できて、なんだかんだでずっと勤めさせてもらっていますが、仕事の特性上、どうがんばってもキャリアアップや大幅な昇給は見込めず、収入は夫の半分以下です。
わたしの収入が夫の半分以下だからと言って、夫に見下されたことなんて一度もありません。でもわたしは自意識過剰なので、心のどこかで「わたし夫より全然稼げてないなー。まあでも、田舎で仕事があるだけ幸せだよね」と思いながら過ごしていたわけです。「俺はまだ本気出してないだけ」的な。書いてて思ったけど、わたしほんとかっこ悪いな。
でも今年は転換の年。退職したら、
(1)会社の給料と同じくらい稼ぐ
(2)夫と同じくらい稼ぐ
(3)夫の月収を抜く(稼働時間は夫の半分程度とかで)
という感じでステップを踏んでいきたい。虎視眈々と下克上を狙っています。
そしていつか、「あれ、ようこがそんなにがんばってるなら、俺、社畜やめてもいいんじゃない?」って気づいて欲しい。大黒柱の重荷を下ろして、ゆっくりしてほしい。
とにかく身体が心配だから。
健康な老後を二人で過ごしたいから。
とりあえず、甘いものを食べる量、半分に減らしてね。