思いがけず一時退院! その後は放射線治療&化学療法…! 脳腫瘍闘病記(9)

抗腫瘍薬「テモダール」(保険がきいてもめっちゃ高い)

 

病理検査の結果が出た翌々日、同じ病院内の「放射線治療科」を夫同伴で受診。そこで今後受ける予定の放射線治療についての説明を受けました。

通院で治療を受ける人もいるようですが、わたしは自宅が遠方(高速を使って2時間かかる)であり、放射線治療と化学療法を併用することになるため、入院での治療となります。

その日は金曜日だったのですが、「来週の月曜日に治療計画用のCTを撮ったりフェイスマスクを作ったりします。治療計画を作って実際に治療を開始するまでは2週間ほどかかるので、来週の月曜の午後に一旦退院してもいいですよ」とのことでした。

「それなら今日退院して来週の月曜に外来で受診するという形にしたい」と夫が先生や看護師さんに話をしてくれ、あれよあれよと言う間にその日退院することに。

自宅で倒れてから実に18日ぶりに自宅へ戻りました。娘たちはその日わたしが帰ってくると思っていなかったようで(わたしだって思っていなかったくらいですから…)、とても驚きつつ喜んでくれました。うれしかったです。

 

ヨロヨロの一時退院(約2週間)

約2週間の一時退院でしたが、正直なところ最初の1週間は体調が最悪で本当に大変でした。

まず体力が落ちすぎていて、スーパーで少し買い物をしただけでくたびれ果て、数時間寝込んでしまいました。

頭痛はひどいし、気分は悪いし、車に乗るとすぐに酔ってしまいます。

食欲もほとんどなく、フルーツ入りのヨーグルトばかり食べていました。

退院できたのがうれしくてあれこれ動いてしまっていましたが、この時期は手術からまだ半月くらいしか経っていなかったので、決して無理をしてはいけない時期だったんだなあ、と振り返って思います。

後半1週間はまだマシで、少しずつ食欲も出てきましたし、再入院直前くらいには夫や子どもたちと公園へ遊びに行ったりもしました。わたしはベンチに座っているだけでしたが。

一時退院の間、長女の保育園の親子遠足があったのですが、正直なところ行けるような体力はなく、夫に代わりに行ってもらいました。お弁当は義母がかわいいものを作ってくれました。

夫はなぜか長女のクラスメイトに大人気で、一緒に遠足に行っていたママ友から「●●ちゃんのお父さん、鬼ごっこの鬼をやってくれてますよ!」「子どもたちとめちゃくちゃ遊んでくれてます!」という写真付きのLINEが送られてくるほどでした…。

そんなこんなで、2週間の一時退院はあっという間に過ぎていきました。

 

脳腫瘍(神経膠腫)の化学療法&放射線治療とは?

化学療法は薬「テモダール」の内服

「化学療法」と聞くといわゆる「抗がん剤の点滴」を思い浮かべる人が多いと思うのですが、脳腫瘍(神経膠腫)の化学療法は抗腫瘍薬「テモダール」のカプセルを毎朝内服する、というもので、点滴ではありませんでした。(主治医は敢えて「抗がん剤」を「抗腫瘍薬」と読み換えていたので、わたしもそれに倣います)

まずは術後の放射線治療と並行して服用することで、放射線治療の効果アップが期待できるんだそうです。

放射線治療終了後は通院で月に5日間だけ飲み、その後数週間休薬→また5日間飲んで休薬…という維持療法を続ける、という説明を受けました。

「テモダール」の主な副作用としては白血球(好中球)の数が減るということが挙げられ、それに伴って肺炎になったりすることがあるようなので、毎週レントゲンを撮って感染症の有無を確認したりするとのことでした。

「抗がん剤の副作用」でよくイメージする「脱毛」については、「この抗腫瘍薬では脱毛はそんなに起こらない、それよりも放射線のせいで抜けると思う」という説明を受けました。

 

放射線治療は計30回

「放射線治療」は読んで字のごとく、悪性腫瘍のある部位に放射線を当てる治療です。

手術で腫瘍はある程度摘出しましたが、この記事にも書いたとおり、手術で悪い細胞をすべて取り切れる病気ではありません。脳内に残った悪い細胞をさらにやっつける必要があるので、上記の「化学療法」と並行して放射線治療も受ける必要がある、というわけです。

腫瘍の種類や場所などによって治療法は異なるようですが、わたしは週5回×6週間の合計30回でした。わたしが治療を受けた病院はかなり新しく精度の高い機器が導入されているようです。術中MRIに加えて、これもまたラッキーでした♪

放射線治療の副作用はいろいろあるのですが、頭への照射の場合顕著なのが「脱毛」および「放射線性皮膚炎」。人によっては吐き気や食欲不振などもあるかも、とのことでした。

 

 

次回は再入院後の生活やわたしが感じた副作用などについて書く予定です。