わたしと夫と脳腫瘍 脳腫瘍闘病記(4)

夫と娘たちはテントウムシが大好き

 

「次は術前・術後編」と書いたのですが、今日は11月22日。そう、いい夫婦の日!

前回は娘たちや母について書いたことですし、せっかくなので今日は夫について書こうと思います。

twitterなどで夫のことをちょろちょろつぶやいていたらいつの間にかオンラインでファンが増え、一部では「素敵な旦那さん」という固有名詞で呼ばれているほどのうちの夫(たまに夫自身が一人称としても使ったりするのでちょっとイラっとします)。

今回の一件で、夫は文字どおりわたしの命の恩人になりました。それはもういろいろ大活躍(?)でしたので、その活躍ぶりを記録しておきます。

 

わたしが倒れたとき、救急車を呼んでくれたのは夫でした

そもそも夫は忙しい人で、泊まりの仕事なんかもあるし、家にいても自分の部屋にこもって仕事ばっかりしています。子どももまだ小さいですし、「夫と2人きりで過ごす時間」みたいなのはほとんどありません。

ですが、今回わたしが倒れたのは、実に珍しい「夫と2人きりの時間」でした。

そのためすぐに救急車を呼んでもらえましたし、子どもたちがわたしの異変を目にして驚くこともありませんでした。

わたしの普段の生活では、夫と2人でいる時間よりも

  • 自宅にひとり
  • 自宅に娘2人とわたしだけ
  • 車の運転中

などの時間のほうがよほど多いのですが、そんなときに倒れていたら…想像するだけでぞっとします。

また、「夫がそばにいる状態」かつ「ソファを背もたれにして床に座った状態」でグラーっと倒れたらしく、倒れたことによる怪我などもありませんでした。もし階段を下りている最中に意識を失っていたらおそらく転げ落ちて怪我をしていたでしょう。

本当に「倒れるなら今しかないぞ!」というタイミングで倒れたんですね。なんたるラッキー!!

わたしは前にも書いたとおり、自宅→近所の総合病院→車で2時間(高速)の大病院、というリレー搬送?をされたのですが、後半夫は救急車の助手席に乗ったそうです。そこにはいろいろな操作盤があり、サイレンを鳴らすボタン?には「ピーポー」って書いてあったとか…。「サイレン」とかじゃないんですね。この話を聞いてちょっと笑ってしまいました。

夫はもちろん、救急隊員の方、はるばる送り届けてくださってありがとうございました。

入院後、夫の本領が発揮されるの巻

麻酔から目を覚まし、少しずつ状況がわかってきたわたし。ずっと眠っていたので、必要なものがどこにもありません。

「あ…メガネ…(ド近眼なので眼鏡がないと何も見えない)」
「あるよ」スッ

「え、今日水曜日…? ちょ、ちょっと携帯…(仕事の件で連絡しなくちゃならないところが数件…)」
「持ってきてる。はい。充電器は延長コードに挿してあるし、延長コードは壁のプラグに挿してベッドサイドの柵に巻き付けてある。ポケットWi-Fiも持ってきた。タブレットとkindle paper whiteもあるよ」

「テレビカードはチャージ式、うち1000円は保証金。3000円分チャージして床頭台に挿してある」

「お茶と水は何本か買って冷蔵庫に入ってるし、サイドテーブルにも置いてあるから好きに飲んで」

「ようこの国民健康保険の保険証、期限が9月末で切れてた。新しいのが見当たらなかったから市役所で再発行してもらった(※これはあとで発見された)。ついでに医療費の限度額認定証の申請もして、認定証はもう手元にある。財布にまとめて入れて、床頭台の貴重品入れに入れてある」

「長女の喘息の薬がなくなってきてるから、ばーちゃん(義母)に病院連れて行ってもらってる」

「俺は火曜日の午前中だけ出勤して急ぎの仕事してその他の仕事周りに振って、来週火曜日(手術の翌日)まで休むように手配してきた。安心して」

「着替えとかいろいろカバンに入れてあるからあとで見て。足りないものがあったら連絡して」

……

我が夫ながら、仕事できすぎィ!

カバンの中には下着やタオルなどに加え、生理用品やパンティライナー、そしてなんとフェミニーナ軟膏(知らない人はググってください)まで一式入ってました。ちょっと前のパパンダさんのブログ記事を思い出しました。

オムツを履かされて麻酔で眠っている妻を見て、「おむつかぶれになるかもしれぬ」と思って持ってきたらしいです。

もともと夫は「察する能力」が気持ち悪いくらい高くて(※褒めてる)、常々「浮気してもすぐばれそう」と思ってるんですが、入院の時は本当に助けられました。言わなくても欲しいものだいたい揃ってた。すごい。

まあ結局フェミニーナ軟膏は使わなかったんですけどね。

 

夫、フリーランスになる!?

こんな感じでわたしが倒れてから今に至るまで、ものすごい気の利きっぷりでわたしや家族のサポートをしてくれている夫ですが、わたしがいきなり倒れてしかも脳腫瘍が発見されたということで、さすがにいろいろなことが頭をよぎったようです。

目覚めたわたしに状況説明をしたあと夫の口から出た言葉がこちら。

「俺、仕事辞めて吉見さんに弟子入りしてフリーライターになるわ。ようこの面倒見ながら仕事できるように」

…!?!?!?

正直なところ、「妻は仕事的にも身体的にもかなり不安定になってしまったんだから、せめて夫はとりあえず会社で仕事しといて欲しいな…」というのが妻としての本音です。

しかし夫は会社の退職金規定を調べて退職金の試算までしていたらしく、「この人勢いで辞めかねないぞ勘弁してくれ」とかなりドキドキしました。

今は「仕方ねえなー俺が辞めたら困るお客さんも大勢いるし、家族も養わなきゃだし、とりあえずは会社で仕事すっかー」みたいな感じらしいです。上から目線!!

 

余談

…おかしいな、いい夫婦の日だし、もっとラブな感じのいい話をするつもりだったんですけど、なんか話が逸れてしまいました。

いい機会ですので、「妻に何かあった場合」について、以前twitterでつぶやいたわたしの希望を載せておきます。

わたしに万が一のことがあったら、周りの皆さん、目を光らせておいてくださいね。よろしくお願いいたします。

 

余談2

たぶんこのつぶやきを見たからだと思うんですが、こんなLINEが夫から来たのでスクショを貼っておきます。たぶんドヤ顔で送ってきたんだと思うので、見てやってください。

ドヤ顔で送ってきたであろうことを差し引いても、いい夫でしょ(ちょっと自慢)!

 

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そんな夫が以前このブログに寄稿してくれた記事はこちらです。よろしければどうぞ。

手前味噌ですが、面白いよ。

子どもがピーマン食べたら褒めますか【夫寄稿】

できれば嘘つかずに生きたい~ピグマリオン効果の本質【夫寄稿】

 

次回こそ術前・術後編を書く予定です!